身体の調子だけで語ったら、いまの気候は一年で一番最悪です。
毎日激しく変わる天気気温気圧に振り回され、身体がついていきません。
気圧の変化を知らせるアプリ「頭痛〜る」も今月明らかに通知が多い!!
結果として早めの夏バテと胃腸炎を併発してしまい、気まで参ってしまいました。
6月のこの時期を、「気候が最悪!調子が悪い!」だけで片付けてしまうのはなんだか悔しいので、夏の入り口であるこの季節の良いところを探して、気持ちだけでも明るくしたいのです。
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①紫陽花
今年は文京区の白山神社、鎌倉の建長寺、明月院と、名所に訪れたくさんの紫陽花を見ました。
あじさい、がくあじさい、かしわばあじさい、形がそれぞれなのはもちろんのこと、微妙な色の違いが楽しいです。なんでも土壌の酸性アルカリ性の度合いで青とピンクの色が決まるとか。
紫陽花の一番好きなところは雨に降られても下を向かないこと。雨露をいっぱいに受け止めて上を向いている姿をみるだけで嬉しい気持ちになります。梅雨の季節に紫陽花が咲くって、世の中ってうまく出来てるな〜。
②読書
晴耕雨読という言葉もありますし、読書が捗る季節です。最近読んで良かった本は森下典子さんの『日日是好日』。昨年黒木華さん主演、樹木希林さん最期の出演作として映画化されてものの原作です。
お茶のお稽古を繰り返すことで、季節の変化に対する感度を鋭くしていくこと、その歓びについての物語です。
私もお茶、和菓子の世界にほんの少しだけ触れていますが、季節は春夏秋冬の四つのことではなく日々移ろいゆくものであると毎度感じます。季節の移ろいによってお茶碗の形は少しずつ変わり、その時々の自然の表情を模した生菓子が登場します。
例えば少し前の新緑の季節には「初かつを」という生菓子が作られます。
これは名古屋、美濃中さんのもの。
山口素堂が詠んだ「目には青葉 山ほととぎす 初鰹」という俳句があるように、私たちは、視覚、聴覚、味覚…五感を使って季節を感じることができ、それは鍛錬によって磨かれるものなのです。
そう考えると、気圧の変化を感じる私の身体が愛おしくなり、憂鬱な雨の音が美しく聴こえてきます。
③夏の支度
これから猛威を振るう夏の暑さを迎え撃つために、たくさんの武器を揃えます。
夏バテで食欲がなくても身体を元気付けられるような食べ物を用意します。
今月に入り何品か仕込みました。(ほとんど母が。)
・実山椒
山椒の実を何度か茹でこぼし灰汁を抜いて、パラパラに冷凍しておきます。
これがちりめんじゃこや納豆、オクラとよく合います。解凍も一瞬で出来ますし便利です。
頬に風穴が開いて涼しい風が吹く美味しさです(妹談)。
オクラ、烏賊、実山椒。
・梅
青梅を2キロ買いました。半分は紫蘇とつけて梅干しに。半分は氷砂糖で梅シロップを作ります。
この梅シロップがとても万能なのです。炭酸、お湯、お水、なにで割っても美味しいですし蜂蜜と食べても
美味しいです。梅酒と違って朝にも飲めるのが良いですね。
・らっきょう
母がらっきょうを甘酢漬けました。割とすぐ漬かりますし健康にも良いし、良いこと尽くめです。
初夏から晩秋までは、カレーには福神漬けじゃなくてらっきょうの方が美味しいな。
・ぬか漬け
ぬかどこを用意しました。浅漬けでもしなしなになるまで漬けてもどっちも美味しいので楽で良いです。
なにより塩分を摂取することは大重要なのです。
人参と蕪のしなしな漬け…。
・レモンとアップルビネガー氷砂糖漬け
アップルビネガーにレモンを切ったものと氷砂糖をたくさん入れて放置します。何で割っても合いますし、何より喉に良いです。
・炭酸出し紅茶
炭酸水ペットボトルにティーパックを入れ、逆さにして冷蔵庫で一晩置けばできます。
目安は500mで1パック、1ℓで2パックです。甘みのある炭酸水で出すか、蜂蜜を少し入れるとより美味しい気がします。炭酸なので泡が弾ける分、紅茶の香りが立って美味しいです。リラックス効果が強そう。
なんだか健康志向の強いエントリーになってしまいました。終わります!