忘れっぽい

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2023年おいしかったものをはなす②

甘味・ドリンク編

あんみつ:喫茶去(東京・上野)

2023年はあんみつにはまった一年だった。廣田硝子のあんみつ皿を買ってしまうほど。喫茶去は、上野公園内にある懐石料理の韻松亭が、15時から17時の間のみ業態を変えて開店する茶屋。あんみつは売り切れてしまうこともあって、来店ハードルはお高め。テイクアウトも可能です。ここの推しポイントは色とりどりの生麩!味も食感もそれぞれ違う。白玉も抹茶の寒天も全部違う。あと寒天が結構甘草の味強めで尖っている。王道ではないあんみつだけど、ほんとに大好きでおすすめなので食べてみてください。

 

梅チャイ(自家製)

ベスト・オブ・ドリンク2023。今井真実さんの梅ダージリンのレシピをチャイ茶葉に置き換えて作った。リラックス効果は抜群で、きっとこれは心身万病に効く。生の梅が市場に出ているときしか作れないのが惜しすぎる。こんなに夢中にさせといて一瞬で居なくなってしまうなんて。6月になったらまた喧伝すると思う。

 

みかん氷横浜スタジアム(神奈川・関内)

大事な食べ物を忘れていたので追記。ことし沢山お世話になったみかん氷。夏の球場は灼熱多湿密集でとても食欲なんて湧かないが、それでも球場に来たからには何か食べたい。とくに負け試合なんかは何か食べないとやってらんない。そのときに毎回頼んでたのが、削った氷に缶詰のみかんとシロップをかけただけのみかん氷。シンプルすぎる味付けがこんな場面にはぴったりだ。毎回ひとくち目の味がただの氷すぎて「シロップかけ忘れてない?」と不安な気持ちになりますが、後からシロップ出てきます。これ結構美味しいんだよね。阪神・伊藤将司や広島・九里亜蓮にされた完封試合を観ながら食べても美味しかったもん。今シーズンは、もっと美味しい気持ちで食べられますように。

 

甘酒の炭酸サングリア(自家製)

一時期疲れやすさを感じて毎晩甘酒を飲んでいた。さすがに趣向を変えたいと思い、一人前食堂

YouTubeを参考に作ってみた。一人前食堂では金柑だったけど時柄の事情で苺を使用。甘酒って炭酸で割るとこんなに美味しくなるのかと発見した。更にハーブを漬け込むと、軽やかな心地よさが加わった。最近作ってないからまた作ろう。

ドーナツ:コトリベーカリー(東京・豪徳寺

昨今ふわふわドーナツばかりに焦点が当てられてはいないですか‥。それも大好きだけど、生地の密度が濃いギュムギュムドーナツもピックアップされてほしい。ここのドーナツはあまりの弾力に低反発枕かと思った。生地自体の甘さは控えめながらシナモンとお砂糖たっぷりでコーヒーが進む。この大きさで100円台なのも嬉しいポイント。パン屋さんのドーナツっていいよね。

 

タリーズ:ロシアンティータリーズ&ティー

タリーズに、紅茶に特化した店舗がいくつかあるのをご存知ですか。そこにあるロシアンティーハニーフルーツがとても美味しかったです。ストレートティー(オリジナルブレンドかな?)に、別皿でブルーベリーと蜂蜜のジャムを添えてくれます。本場ロシアよろしく溶かさないでスプーンでちまちま食べながら紅茶を飲む。味と香りとその時間すべてが日々の憂鬱を少し忘れさせてくれます。500円で自分の機嫌をとれと言われたら私は迷わずここに行きます。

 

ヒスイ豆いり道明寺蒸し:和倉温泉加賀屋(石川・七尾)

能登半島地震で休業を余儀なくされた加賀屋。お安めに泊まれる機会があったので3月に訪れました。水菓子として出た道明寺にスプーンをいれると濾したヒスイ豆で、そうきたかー!と感動した。鮮やかな翡翠色と桃色のコントラストに、水色の器も素敵。季節のものをかけ合わせる発想と丁寧な手仕事に、名旅館たる所以が伺えました。治部煮なども美味しかったなあ。

バジルシャーベット:シェフス(東京・新宿)

この白い玉の奥には、無限のバジル畑が広がっているんですよ。見た目はただの雪玉みたい(失礼)なのに、一瞬でバジル畑にワープさせられるのだから、脳がかなり混乱する。目が覚めるような爽やかさ。えぐみは一切ない。お店のお母さんに作り方を聞いたら、相当の量のバジルを使っているようだった。自宅での再現は無理だ!諦めてお店に通おう。

 

ミルク栗ジャム(自家製)

大量の栗を貰った際つくったもの。茹でた栗を殻から実を取り出し、ミルクとお砂糖と一緒に撹拌しながら煮込む。お水でつくるレシピもあるが、牛乳で作るとミルキーになる(当たり前か)。トーストに塗って食べ、あ、いま暮らしの到達点にいるなと思った。自分で栗のジャムを作って食べるなんて「丁寧な暮らし」の頂点のような行動だが、その原動力はがめつい食欲にあります。