先週の週末、白金高輪−白金台−目黒を歩きました。
メインイベントは白金台駅にある庭園美術館で開催中のキスリング展。
普段このエリアに用事があることは滅多にないので二駅分足を伸ばして、楽しい日でした。
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白金高輪のベーグル屋「マルイチ ベーグル」
頑張って早起きして向かった人気のベーグル屋さん。(それでも12時到着ですが)
このエリアに来るたびに立ち寄っているお店です。
平日7時開店、休日は9時開店と朝が早いお店で、あまり遅く行くと人気の具が無くなってしまうのです…。
お店HPから拝借した写真
レトロな雰囲気のビルの一階をトタン屋根でぶち抜いたような設計が大好きです。
ニューヨークでベーグル作りを学んだようで、お店にはアメリカを感じさせる要素が散見出来ました。
お客さんもたくさんで賑やか。
ベーグルをそのまま持ち帰ることもできますが、ケースに並んだ沢山の具材をセレクトしてその場で好みベーグルサンドを作ってもらえます。
プレーンベーグルに、トマトとハーブのクリームチーズ、ソルトチキンを入れました。
半分でおなかいっぱい!!!
ベーグルと一括りに行っても粉や水分量の違いで大きく変わりますが、このお店のものは、もちもちかつ歯切れのよいもので一番好きな食感です。かみごたえが無いのは嫌だし、顎が疲れちゃうのも嫌です。ベーグルって結構難しいのに感動。。
白金高輪→白金台
最近ブラタモリでこのエリアを特集してました。
白金「台」というだけあって上り坂が長かったです。ブラタモリにて、高級住宅街を高級住宅街たらしめる要素の一つに高台であることが挙げられると言われていましたが、確かに白金台駅付近は低地を見下ろせる高さがありました。
旧朝香邸・庭園美術館
庭園美術館にはじめて行ったのですが、邸宅のなかで美術鑑賞ができるのが面白かったです。
キスリングの絵画群はアール・デコ様式を汲んでいるだけあって、アンリ・ルパンによって装飾された空間とベストマッチでした。ルネ・ラリックやアンリ・ルパンなど、流行だったアール・ヌーヴォーやアール・デコのアーティストが施した空間を歩きながら絵画鑑賞ができるのは、なんだか夢のような気持ちになります。
また昭和レトロな本館に繋がった、新館の潔いまでの開放感のギャップも素敵です。
これが都会の道中にあったら不調和に感じるのでしょうが、庭園の自然をめいっぱいに採光した新館はとても空間にフィットしているように思いました。
庭園美術館の過去の企画展を調べてみるとやはり、アール・デコやジュエリー、建築、装飾など、旧朝香邸の空間に合うものが取り上げられていることがほとんどでしたが、2016年にクリスチャン・ボルタンスキーが個展をやっていたらしいです。どんな感じだったのか気になります。一般的な展示空間より、人がそこにいたこと、往来した人々の記憶を強く感じる庭園美術館に、ボルタンスキーがたくさんの亡霊を設置したら、もはやお化け屋敷のようになってしまうのではないか…。
キスリングの作品は毒かわいいものが多くとても面白かったです。
オーストリア・ハンガリー帝国で生まれ、画家としてのキャリアは主にフランスで過ごし、同時代親交のあった、影響を受けた画家に、セザンヌ、ブラック、モディリアーニ、藤田嗣治などがいたそうです。
作品からはそれ以外にアンリ・ルソーやバルテュス、マティスの要素もあるように感じました。19世紀後半から20世紀前半のフランスで活躍した画家は多くいて皆それぞれ確立した個性がありますが、相互的に影響しあっていることが強く感じられます。
私はこれらの画家の作品を普段から好んで観ることはあまりないのですが、観るたびにどれも強烈で毒々しさを感じます。この時代に限らず、フランス発祥のロココ様式もロマン主義も印象派も胸がざわざわします。現実に足をつけながら同時に夢想空間であるような不思議な心象を得ます。
目黒
庭園美術館から少し歩くとすぐ品川区に入り、目黒駅に着きます。
目黒駅は目黒区でなく品川区にあるという不思議…。
果実園リーベル
たくさん歩いたら甘いものが食べたくなるので、人気のフルーツパーラーに行きました。
東京駅にもあるリーベルさん。
季節の果物を、パフェ、ジュース、ズコット、フルーツサラダ、色々な食べ方で楽しめます。
日替わりジュース(マンゴーとオレンジ)、ミックスフルーツパンケーキ、フレッシュフルーツティーを食べました。マンゴーがちょうど旬なので味が濃くて美味しかったです。たくさんはいってて嬉しかった〜。
フレッシュフルーツティーは中身のフルーツも、お茶を吸ってあたかかくなっていてまた違うおいしさがあります。紅茶風味のバナナやブルーベリーが美味しかった〜〜🤤
とても楽しい週末を過ごせました!