忘れっぽい

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日記:帰省(6/24〜7/4)

 

前回のエントリで書ききれなかった長野帰省の思い出について、日記形式で起こしていく。 

6月21日 

夜勤明けそのまま新幹線で長野駅へ。 長野駅長野電鉄に乗り継いで、親戚の家へ向かった。 この長野電鉄、冬は温泉に入浴する猿がみられるということで、外国人客で混むのだが夏は空いている。途中で、前日の大雨で増水していた千曲川を跨ぐ。 

 親戚の家についてすぐ、冷たいうどんを出してらった。 

付け合わせに夏野菜の煮びたし。完熟前の酸味の強い梅も入っていて、さわやかな味だった。 大好物のプラムも用意してくれていた。食べごろ一歩手前の熟し具合だったけれど、目が覚めるような酸っぱさが嬉しかった。 

お土産には、カルディで人気のレモンオリーブオイルつゆを持って行った。うどんに少しかけたら、確かにすごくおいしかった。 

また、ガラスペンと水彩で描いた絵ハガキも、お土産に持って行った。3つの絵柄すべて長野の親戚の家にある植物を描いたものなので、喜んでもらえてよかった。植物を描きたくなったのは、長野に行きたい気持ちが募りすぎていたのもあるし、朝ドラの「らんまん」に感化されたのもある。 

 

夜は祖母の家に移動して、犬に触ったり、梅仕事をしたりした。 夜ごはんは祖母のお惣菜たち。この時点でもう限界なくらいおなかがたぷたぷ。 長野に来ると大体いつも満腹感より先に、水分過多による腹部膨張感がくる。 きっと野菜や果物ばっかり食べるからだと思う。 

 6月22日 

祖母と母と犬と、家の周りを散歩した。 学生時代、GWと夏休みの間である6月にはあまり帰省したことがなかったので、自然の雰囲気が少し目新しい気がする。この日は雨が降った翌日なので、雲の位置がとても低く、山を半分覆い隠すほどだった。カエルも発見。 

 

この時期の夜はカエルの鳴き声がうるさい。以前、地方移住者が就寝時にカエルの鳴き声に悩まされ、処分するよう頼んだというニュースを見た。しかし、カエルは水田の害虫駆除に一役買っているため、処分したらお米が取れなくなってしまう。カエルも働いているのだ。 

夜には叔母が根曲がり筍を持ってきてくれた。根曲がり筍とサバ水煮缶の味噌汁は、長野のソウルフードだ。この組み合わせ、だれが考えたのだろう?サバ水煮缶を味噌汁に入れるなんてまず思いつかないし、ましてや根曲がり筍と組み合わせるなんて。私の味噌汁の具ランキングでは、この組み合わせが圧倒的1位です。 

この筍は、朝に収穫してもすぐに硬くなってしまうので、持ってきてもらった瞬間に急いで皮を剥いて湯がかなければならない。そういった難しさも含めて、長野ならではの初夏の味だ。 

6月23日 

ちょっと須坂市に足をのばして、つけ麺発祥の地?「丸長」に行った。全然詳しくないけれど、つけめんの元祖と言われる「中野大勝軒」の暖簾分け元がこの店らしい。 

醤油のカエシには少し酢が効いていて、小麦の味が強いツルシコ麺とすごく合う。シンプルで軽い味でありながら、ものすごい中毒性だ。あと脂身が少なくて噛み応えがある、ヒレっぽい醤油味チャーシューがめちゃうま。 

来る途中に、車のなかから「虫送南」という面白い地名を見つけた。儀礼としての「虫送り」は全国各地にあれど、地名の「虫送」は須坂市だけらしい。長野県のホラー味というか、犬神家味は、地名など節々から感じ取れる。 そういえば映画「怪物」の舞台となった諏訪・岡谷地方も、映像を通してみるとすごく神秘的で呪術的な雰囲気があった。これが「長野っぽさ」なのかもしれない。 

つけ麺を食べたあとは、須坂市のガーデンカフェ「ガーデンソイル」を訪れた。 ここの庭は、造園家ピート・アウドルフを参考にしていて、自然体でワイルドでとても良いのだ。花や緑の最盛期も、冬枯れの季節も、とても魅力的な表情になる。 今の時期は、搔き分けないと進めないほど草木が生い茂っていて、上を見上げると、最盛期を迎えたスモークツリーとタチアオイが見下ろしてくる。 

元気な植物たちで通路がふさがれ、蜂がたくさん飛んでいる庭に入るとき、なんとなく「人間がお邪魔します…」という気持ちになるのがよいのだ。 家に帰って、松本ハイランドスイカと、冷やし焼き芋を食べました。 

6月24日 

東京に帰る日。 

長野発祥の丸山珈琲がコンビニ用に売っていたカフェラテがとてもおいしかった。家に帰ったら急いで根曲がり筍を剝いてお味噌汁にし、持ってきたズッキーニでペペロンチーノを作った。 

7月2日 

前日に知り合いの農家さんから「あんずの収穫時期が急にきた」と連絡をもらい、予定にはなかったが急遽長野に向かう。 お昼は長野のローカルスーパー、つるやで購入したたこ焼きとお惣菜パンを食べ、犬と散歩した。軽トラに乗るあんちゃんと山。わらびの下処理もした。 

夜は元料理人の農家さんと一緒にあんずのシロップ漬けを作った。

農家さんに持って行ったお土産は、山梨・白州の「大吟醸 粕てら」。これめっちゃおいしくて好きなんです…。卵白だけを使った真っ白なカステラで、やさしい日本酒の味わいとふわっふわな触感がおいしい。 

7月3日 

前日に加工しきれなかったあんずの続きを行う。たくさん作れて満足だ。 昼には梅をチャイで煮た、梅チャイを作った。 次の日は朝早くから仕事なので、夜に一人で帰った。須坂駅まで車で送ってもらって、長野電鉄長野駅に向かう。 夜中のローカル線なんて人が居なさそうで怖い…と思っていたけれど、意外と人がいて心強かった。 

 

 

(おまけ) 7月4日 

仕事終わりに野球観戦をしに東京ドームを訪れた。カードは楽天VSオリックス。 

仕事の1つに野球関連のものがあって、勉強しているうちに、純粋に楽しめるようになってきた。今年はいろんな球場で多くの球団を行くことが目標だ。