りんごの季節が終わると、長い冬眠に入ったような感覚に陥る。
身近に食べられる果物がなくなるからだ。
長野県でとれる果物は、バラ科、ブドウ科、ウリ科のものがほとんどで、りんごが収穫のシーズンに終止符を打つ。
その間、スーパーなどで買ってくるミカン科で何とか生命維持をしながら、5月を待つのだ。
5月になってまず登場するのがさくらんぼ。
ことし長野では霜被害にあって、佐藤錦の収穫量が少なかったらしい。
写真は、深夜に食べた佐藤錦とピンクグレープフルーツ。
さくらんぼ、無限に食べれちゃうな~。
アメリカンチェリーもたくさん食べました。こちらは霜被害なく沢山とれたらしい。
祖母の家に、マーロウのブランデーカラメルをお土産で持って行ったので、これでプリンを作ってみました。
よくビストロで見かける、ケーキみたいにカットしたプリンがいいなと思って、大きめのグラタン皿でホールプリンにしてみました。ガスコンロでやったため火加減が難しく、モロモロが出来ちゃいましたが、ちゃんと固まって満足!ブランデーカラメルがかなり苦くて美味しかった!
添えたアメチェリもカラメルと相性良くて、見た目もかわいくて、良いプリンメモリーが出来ました。
今度はアメチェリも入れてカラメルクラフティにしてみよう。
5月も下旬になって梅やプラムも出回ってきました。
梅が出てきたら梅仕事ー!
梅干しにも、カリカリ梅、白干し梅、紫蘇漬け梅…いろいろありますが、私は白干し梅が一番すき。濃いめの塩分濃度で漬けたシンプルな干し梅。
これが、調味料の変わりにも使えて万能な気がします。私はレモンの代わりに唐揚げにつけたり、麻婆豆腐の味付けに使ったりします。
麻婆豆腐は、塩ベース(豆板醤系を極力使わない)+しいたけをみじん切りにする+梅で味を決めるのが好きです。
また、料理家の今井真実さんのレシピで気になっていた「梅ダージリン」なるものも作ってみました。完熟梅を10分弱砂糖で煮た後、紅茶のティーバッグを加えるというごく簡単なもの。煮ていたらすぐにいい香りが部屋を包んで、一口飲んでみたら、身体中の緊張がほぐれるような美味しさ!!!びっくりしました。幸福と同時にこれが梅の時期にしか飲めないという寂しささえ感じました。本当に簡単なので、スーパーで梅を見かけたら是非つくってみてください。
これを応用して、紅茶をチャイスパイスにしても美味しいのでは…?と思い「梅チャイ」を作ってみました。これが…すごすぎて…こんなものを作って私どうすればいいの?カフェでも開けばいいの?と自画自賛するくらい美味しくて、そして飲んだことがない味でした。ソーダ割りでもお湯割りでも美味しかった。健康にもいいんだろうな。
私は最初梅8粒で作りましたが、祖母が気に入って40粒で追加生産していました。
使ったチャイスパイスも美味しいものだったからだと思います。
チャイスパイスはPRANA CHAIのもの。https://pranachai.jp/
250g2000円と結構お値段したのですが、本格的で美味しかったです。普通に牛乳で煮だしてチャイミルクにしても超美味しかった。
最後はあんず。今回長野に帰省したのはこれが目的でした。
あんずは収穫の時期が読めず、生で食べられる期間は2-3日ほど。あんずを生食したかった&いい状態で瓶詰にしたかったので、食べごろになったらすぐ連絡してほしいと知り合いの農家さんに連絡していました。
待ちに待った生あんずは、カリカリで甘酸っぱくて美味しかった!黄桃に近い感じ。無心になって食べまくりました。
農家さんが持ってきてくれた杏が8㎏ほどあったので、農家さん監修のもと生食以外の分はシロップ漬けとジャムに。量が多くて、まるで工場でした。
このシロップ漬け、収穫してすぐ漬けるから実がやわらかくならなくて、歯ごたえがあって美味しいんだよな!たくさん作ったので1年中食べれるぞ~!シロップの部分にもあんずの香りが移って爆うまになるので、炭酸で割って楽しみます。
追記:瓶に貼るラベルをアクリルガッシュで描いたのですが、親戚などに配るようにSUZURIでグッズを作ってみました。宜しければ是非に…。(
「あんず コンポート」グッズ・アイテムの通販 ∞ SUZURI(スズリ)
)
あとジャムも作ったから、ジャムとシロップでザッハトルテも作れちゃうことに気づきました!難易度高そうだけど、せっかく揃ったんだから作ってみよう。
シロップ漬けは1か月くらい経たないと食べられないんだけど、ジャムは早速楽しんでます。美味しすぎ。